iOS搭載のiPhoneや各種Android端末に代表されるスマートフォン。PC向けのアプリケーションが次々とオンライン(ウェブアプリ)化する中、スマートフォンではそれに逆行するように、インストール型のいわゆる「アプリ」(ネイティブアプリ)が隆盛を極めている。
とは言え、スマートフォンでウェブを閲覧している最中は、「ウェブブラウザを閉じ → お目当てのアプリがあるスクリーンまで移動し → フォルダを開き → アプリを起動する」という操作が妙に面倒に感じられる場面もある。こんな時はHTML5で作られたウェブアプリに思いを馳せるわけだが、スマートフォン向けに提供されているウェブアプリは、ネイティブアプリと比べると数が少ないのが現状だ。
この記事では、その数少ないスマートフォン向けウェブアプリの中から、さらに「音楽」にフォーカスしてウェブアプリをご紹介していく。基本的にはネイティブアプリを使用することが多いと思うが、僕のように面倒に感じる性格をお持ちの人もきっといらっしゃるはず。
1月の記事でもお伝えしたように、無料の音楽聴き放題サービスであるGroovesharkは、HTML5版のウェブアプリを今年に入ってからリリースしている。GroovesharkのネイティブアプリはApp Store、並びにAndroid Marketから削除されているため、スマートフォンで無料 & 手軽にGroovesharkを利用する場合は、現状ではそのウェブアプリへアクセスする以外に方法はない。また、同サービスは2月14日付けのブログ記事で、ウェブアプリがWindows Phone 7に対応したことを発表している。
YouTubeのウェブアプリにはログイン機能が備わっており、単に視聴するだけでなく、PCで使用する時のようなカスタマイズされたサービス(お気に入りの管理など)を受けることができる。ちなみに、動画共有サイト関連ではDailymotionやVimeoもスマートフォン向けウェブアプリを提供している。
YouTubeと同様にSoundCloudのウェブアプリでも個人アカウントへのアクセスが可能だ。ダッシュボード閲覧、お気に入り音源のストリーミング、ユーザーのフォローなどなど、ほとんどの事がこの「SoundCloud Mobile」で済んでしまう。
Mixlrはユーザーのインターネット・ライブをサポートするサービス。同サービスのウェブアプリを訪ねると、ライブ放送中のチャンネル一覧が表示される。非常にシンプルで分かりやすい構成。
Mixlrのサービス利用者であるBlock.FM(日本のネット・ラジオ)もブラウザからのストリーミングが可能。Block.FMのウェブアプリについては今月8日に記事を書いた。より詳しい内容はそちらをチェックしてほしい。
ラストは米公共ラジオ局 NPRのウェブアプリ。NPRはDybMusicが選ぶ「ベスト無料音楽サービス2011」で1位に輝いたサイトだ。ウェブアプリにアクセスした後、「More Stories」→「Music」とタップしていくと音楽コンテンツが表示される(ネイティブアプリのレビューはこちら)。
スマートフォンでもウェブアプリが主流になれば、インストールや更新、そしてデータのバックアップさえも必要がなくなる。アプリストアの運営側がどのように思うか定かではないが、ユーザーにとってはメリットの方が大きいのではないだろうか?
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